パイルスタッド工法

杭体の性能を最大限に生かした設計・施工が可能。 パイルスタッド工法とは、杭頭端部鋼板に接合用鉄筋としてパイルスタッド(KSW490)をスタッド溶接する工法です。

既設コンクリート杭と基礎スラブの接合技術として、従来より鉄筋かごを杭中空部に配筋した後、中詰めコンクリートを打設する方法が多く用いられていますが、接合部の耐力および施工における作業性などで改善が必要と考えられています。
そこで杭体の性能を最大限に生かした設計・施工が可能な、しかも施工に伴う建設副産物を大幅に削減し、短工期の施工が行える杭頭接合技術パイルスタッド工法が開発されました。
※パイルスタッドは、日本スタッドウェルディング株式会社の商標です。

パイルスタッド工法の杭頭接合構造一般図

プロフェッショナルニーズを極めた抜群の作業効率とローコスト!

パイルスタッド工法の特長

杭性能を最大限に生かした設計・施工が可能
  • 確実な応力伝達
  • 鉄筋量選択巾の充実
頭処理工程の短縮
  • 杭中空部の掘削深さ10㎝
  • 作業工程の簡素化
コストの低減
  • 杭中空部掘削量の78~95%を削減
品質保証
  • パイルスタッド溶接技能者による施工

従来工法とここが違う! 「パイルスタッド工法」の優れた性能!

パイルスタッド工法の性能確認試験

本工法の合理性を工学的側面から支援しオーソライズを図ることを目的に、片持ち梁方式による杭頭曲げ試験を建設省建築研究所にて実施されており、その結果パイルスタッド工法を用いた試験体は、従来工法を用いた試験に比べ破壊性状で顕著な相違が見られました。

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